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  • 【ふくしま定食部】第91回 二本松駅前のもつ食堂で、春の陽気とやわらか白もつに包まれる(1)(エス・シー・シー)- 2025.04.06(日) 12:11

【ふくしま定食部】第91回 二本松駅前のもつ食堂で、春の陽気とやわらか白もつに包まれる(1)

エス・シー・シー

2025.04.06(日) 12:11

第91回「左近(さこん)」

『ふくしま定食部』部長・東野
Facebook内で20,000人以上の会員を有する『ふくしま定食部』の部長・東野氏による食べ歩きコラム。東野氏「食堂がかもし出す情緒や風情ごと、そのメニューを多くの人に味わっていただきたいと思います」。

門前町として栄えた頃を思い浮かべて二本松神社を参拝

第91回の「ふくしま定食部」は、春の陽気に誘われて、小遠征をと東北本線に乗り込み二本松駅へ向かいます。折角なので二本松市街をぐるりウォーキングしたら、戻り足に「二本松神社」を参拝。

神社から駅前通りを下り、アーバンホテルの交差点からひょいと路地を覗いて、のぼりが見えたらオープンの合図。

二本松藩領内の総鎮守「二本松神社」は参拝者も多く、かつては茶屋や商家が立ち並ぶ門前町として栄えていました。当時の商家の賑わいを思い浮かべていたら、下町で親しまれる鉄板もつ焼きが頭を過ったので、2024年5月オープンの『左近(さこん)』さんへ向かうことにします。

神社から駅前通りを下り、アーバンホテルの交差点からひょいと路地を覗いて、のぼりが見えたらオープンの合図。

白地の大きな暖簾には毛筆体の店名と、遠目に見たら「SE○YU」のようなロゴマーク。石田三成が掲げる「大一大万大吉」の総白の旗のようなカッコよさ。それもそのはず、店名の由来は石田三成に仕えた武将・島左近から。

引き戸を開けると、遊園地のコーヒーカップのように配置されたテーブル。その奥から関西イントネーションで「いらっしゃい♪」と温かく迎え入れていただきました。

厨房に向かって右手の席に陣取り、壁のメニューを眺めます。『左近』さんのメニューは、潔くもつ焼き・もつ煮・もつ焼きうどんのみなので迷いも少ないんです。

福島ではもつ焼きと聞けば、串に刺さったやきとんか、野菜と濃厚味噌で炒めるホルモン炒めなイメージ。

しかし、『左近』さんのもつ焼きは、大阪の鉄板もつ焼きがベース。ウォーキング後ということも相まって、下町スタイルに倣い、もつ焼き定食に瓶ビールを添えましょう。

先行して到着した瓶ビール(600円)
ファイヤー調理で炒められるもつ
ボリューミーなもつ煮(単品690円)

ビールとグラスが供されたら調理開始。程なく厨房に立ち上るファイヤー!高温で焼かれるもつが奏でるソプラノ。タレが焼ける香ばしい香り立ち込めれば、その香りをアテにビールを煽ります。

最初は、褐色のもつ焼きに誘われての訪問でしたが、いつしか店主との関西談義が楽しくて何度も寄らせていただいています。

もちろん、メニューもほぼ制覇。もつ煮は、いわゆるもつ煮込みの範疇を超える、もつ入りの煮物とも言うべき、根菜たっぷりの食べ応え。

じっくり煮込まれた柔らかいもつは、差し込まれた炒めもやしの香ばしさも良いアクセント、ゆで玉子も丸々入って豪勢なひと皿。

※(2)へ続く→https://newsr.jp/news/disp.html?id=806
※「ふくしま定食部」一覧をみる→https://www.cjnavi.co.jp/section/series/column-fukushima-teisyoku

◆Information

左近

住所
二本松市本町2-197

電話番号
070-1302-8588

営業時間
11:30~21:00

休み
不定休

駐車場
あり

リンク
https://sakon-nihonmatsu.com/

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