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【ふくしま定食部】第98回 一度は食べるべきレバー焼き。味と空間が魅了する郡山市の中華飯店(1)

エス・シー・シー

2025.11.03(月) 11:07

『ふくしま定食部』部長・東野

Facebook内で20,000人以上の会員を有する『ふくしま定食部』の部長・東野氏による食べ歩きコラム。東野氏「食堂がかもし出す情緒や風情ごと、そのメニューを多くの人に味わっていただきたいと思います」。

※続きを読む→https://newsr.jp/news/disp.html?id=4949

(大昇楼さん来訪のために新設されたとさえ思える「JR郡山富田駅」)

節目の第100回まであと3回の「ふくしま定食部」は思い入れのあるお店をと、JR磐越西線「郡山富田駅」から内環状線を南へ20分ほどウォーク。

逢瀬川の手前まで来ると布袋さまが出迎える「大昇楼」さんが見えてきます。

満腹になって布袋さまに間違われそう
真っ赤な暖簾を見たら闘牛のように前進あるのみ

(ポストカードにして欲しいほど絵になるメニューの風合い。“可口可楽”(コカ・コーラ)は読めました!)

暖簾を潜ると、そこには刻んだ歴史が作り出す味のある空間が広がっています。この情緒と活気こそが大昇楼さんの最大の魅力なんだと思います。

さて、ひとりですから無論カウンター。カウンター越しに厨房から放たれるエネルギーを浴びて間接的にチャージ。

今日もやっぱり「レバー焼き定食」を欲しますが、その前にやってみたかった豚足醤油煮+紹興酒の助走からの組み立て。

(醤油でじっくり煮込まれた豚足のぷるぷる(550円))

3日間じっくりと醤油で煮込まれる豚足をぷるんと摘まんで、そこに紹興酒の熟成した甘み・酸味を合わせる。

(ガラス徳利が別銘柄でもそれがまた良いんです。紹興酒は熱燗で(1合650円))

入れたザラメに揺らぐ琥珀色を眺めるこの席には、一心に掻き込む他のお客さんとは異なる時間が流れます。

“これぞ大人の嗜み”な時間を楽しんでいると、厨房とカウンターの境の台に、ライスとスープが供され、手元に降ろすと今度は褐色の恋人「レバー焼き」が届きました。

大昇楼さんと言えばレバー焼き、レバー焼きと言えば大昇楼さん(950円)。たくあんと搾菜の組み合わせもうれしい。

八角形の青磁に敷かれた純白の玉ねぎはあたかもレバーを支える蓮華座。悟りを開く仏の境地で積み上げられたレバーを摘まみます。

歯が触れた瞬間に分かる、新鮮さが故のサクッと食感。濃い目に甘じょっぱいタレがレバーの濃厚さと相まって旨み大爆発!

低反発マットレスもびっくりの厚みと柔らかさ。

たまらずライスを頬張ったら食欲はトップギアへ。シャキシャキ玉ねぎからの柔らかレバーは、食感も味わいも緩急織り交ぜの濃淡コントラスト。

なるべくタレを纏わせようとれんげをお借りしたら、ひたひたのレバーを顔前まで持ってきて最短距離で口まで移送。

れんげの中は小さな宇宙。

この味わいにはライス大盛りで正解ですね。

中盤まで食べ進んだなら、一味を振りかけて燃えるように赤く、鮮やかに。甘めのタレが一味の辛みを伴って本日2度目の昇天。

この雰囲気とこの味わい。大昇楼さんにお邪魔する理由が詰まった瞬間です。「郡山富田駅」新設の恩恵を一番受けたのは大昇楼ファンで間違いなさそうです。

褐色に降り注ぐ鮮やかな赤。

◆Information

中華料理 大昇楼

住所
郡山市備前舘2-1
https://www.google.com/maps?ll=37.415272,140.361716&z=17&t=m&hl=ja&gl=US&mapclient=embed&cid=3036628185744378168

電話番号
024-933-9651

営業時間
11:00~15:00/17:00~21:00

休み
毎週水曜日

駐車場
12台

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