- ニュース一覧
- 【日刊CJ Monmo Web】星 賢孝の奥会津だより 会津美里町を流れる宮川を渡る只見線列車(エス・シー・シー)- 2025.03.11(火) 09:45
【日刊CJ Monmo Web】星 賢孝の奥会津だより 会津美里町を流れる宮川を渡る只見線列車
エス・シー・シー
2025.03.11(火) 09:45
年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。
郷土写真家 星 賢孝
奥会津とJR只見線を撮影する郷土写真家。廃村で消滅した只見川の渡し舟「霧幻峡の渡し」を復活。インバウンドでの地域活性化に取り組む。2019年「みんゆう県民大賞ふるさと創世賞」受賞。2020年には写真集「四季彩々」(2019年発行)で福島民報出版文化賞・奨励賞。
清流染めて―宮川橋梁
広々とした川面を雪解けの奔流が弾け飛んでいる。泡立つ水は刻々と光を変えながら渦を巻き、春の息吹をはらんだ風が川岸の草をそよがせ、まだ冷たさを残す水音が河原に響き渡っている。静寂の中に張り詰める期待の中、鉄路を震わせる音が微かに近づいてきた。やがて、一陣の風とともに、只見線の列車が現れた。
車体の緑が夕映えの光を受けてほのかに朱を帯び、窓には旅人の顔が一瞬映り込んでいる。リズムよく響く車輪は清流と絡まり、橋梁を颯爽と駆け抜ける。天空は緩やかに紅を溶かし、山々の稜線を淡く照らし出している。
水面を染める橙の光が揺れ、列車の影とともに消え去っていく。遠ざかる響きは、夕暮れの静けさの中にやがて溶け込む。列影はまたひとつの物語を刻み、そして時の流れの中へと緩やかに消えていく。
撮影の際、車は堤防に駐車を。岸辺への接近は水量次第なので、ズームレンズが欲しい。
文・写真/星 賢孝
※写真は【宮川を渡る只見線列車(大沼郡会津美里町宮里地内)※2023年3月撮影】[撮影機種:Canon EOS R、手持ち撮影、シャッター速度1/640、F8、絞り優先]
◆Information
会津美里町を流れる宮川を渡る只見線列車
住所
【今回の撮影スポット】大沼郡会津美里町宮里地内
企業情報 企業情報
エス・シー・シー(出版・イベント運営・通販)
〒 9602153 福島県福島市庄野字柿場1-1(株)日進堂印刷所内
TEL : 024-593-0500
ホームページ : https://www.cjnavi.co.jp/
ピックアップ記事(エス・シー・シー)
只見線「会津柳津駅」に『cafeあいべこ』がオープン。コーヒー片手にのんびり過ごそう
2025.06.06(金) 13:06
【日刊CJ Monmo Web】本宮市で田植え体験!子どもが主役のどろんこ遊び!グルメも充実!
2025.06.06(金) 10:04
【日刊CJ Monmo Web】【福島県のラーメン】会津エリアの個性派ラーメン6選②
2025.06.05(木) 15:07
【日刊CJ Monmo Web】【福島県のラーメン】会津エリアの個性派ラーメン6選①
2025.06.05(木) 14:48
【2025福島県のキャンプ・グランピング】福島市・桑折町・大玉村のおすすめ施設4選
2025.06.04(水) 13:13
ピックアップ記事(新着)
「rfc NEWS Pickup」赤沢経済再生担当大臣と米財務長官、関税交渉 6月7日正午前放送
ラジオ福島
2025.06.07(土) 13:19
福島県立美術館「福島アートアニュアル2025」開催 福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介
Postbox-newsR Provided by Like-s
2025.06.07(土) 08:00
【福島天香園】最新カタログ2024年度版を無料進呈しています
Postbox-newsR Provided by Like-s
2025.06.07(土) 07:30
きょうは何の日 緑内障を考える日
ラジオ福島
2025.06.07(土) 00:01
「rfc NEWS Pickup」 東電旧経営陣に賠償認めず 6月6日夕方放送
ラジオ福島
2025.06.06(金) 18:35
© newsR.jp.