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【日刊CJ Monmo Web】星賢孝の奥会津だより 蓋沼森林公園から撮影、会津盆地を走る只見線列車

エス・シー・シー

2025.09.04(木) 15:30

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

郷土写真家 星 賢孝
奥会津とJR只見線を撮影する郷土写真家。廃村で消滅した只見川の渡し舟「霧幻峡の渡し」を復活。インバウンドでの地域活性化に取り組む。2019年「みんゆう県民大賞ふるさと創世賞」受賞。2020年には写真集「四季彩々」(2019年発行)で福島民報出版文化賞・奨励賞。

【「蓋沼森林公園」から撮影した会津盆地を走る只見線列車(大沼郡会津美里町八木沢地内)※2024年9月上旬撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、三脚使用、シャッター速度1/500、F10、絞り優先]

天地の一瞬・時空の綻(ほころ)び

人類誰もが見た事のない奇跡の光景が眼前に広がっていた。黄金の稲穂が波打つ海原を、一条の細き光の如く、只見線の車輌が悠然と渡ってゆく。その遙か彼方に、会津の魂「鶴ヶ城」が緑濃き木々に囲まれながら悠久の時を湛え、凛として鎮座している。

人間の目では決して捉え得ぬ城魂を、超望遠500mmレンズは見事に捉えている。天地の一瞬、時空の綻びを鮮明に写し、人と自然、歴史と現代、静と動、すべてが絶妙なる調和を保ち一幅の絵巻となって、今ここに結実した奇跡の1枚となっている。これは、風景を超越し、奇跡の光と陰影が交差した、日本の深奥、その真なる象なのかもしれない。

撮影は、会津美里町にある蓋沼森林公園の駐車場から徒歩10分の「台東区民の森」東屋から。眼下に田園が広がり、その最深部に鶴ヶ城は建っている。人の目では捉えられないので超望遠レンズで捉える事ができたら、後は列車を静かに待つだけである。

文・写真/星 賢孝

◆Information

会津美里町の「蓋沼森林公園」から撮影した会津盆地を走る只見線列車

住所
【今回の撮影スポット】
大沼郡会津美里町八木沢地内

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