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- 【日刊CJ Monmo Web】星賢孝の奥会津だより 三島町「第二只見川橋梁」を走るJR只見線列車(エス・シー・シー)- 2025.07.07(月) 10:58
【日刊CJ Monmo Web】星賢孝の奥会津だより 三島町「第二只見川橋梁」を走るJR只見線列車
エス・シー・シー
2025.07.07(月) 10:58
年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。
郷土写真家 星 賢孝
奥会津とJR只見線を撮影する郷土写真家。廃村で消滅した只見川の渡し舟「霧幻峡の渡し」を復活。インバウンドでの地域活性化に取り組む。2019年「みんゆう県民大賞ふるさと創世賞」受賞。2020年には写真集「四季彩々」(2019年発行)で福島民報出版文化賞・奨励賞。
【「第二只見川橋梁」を走るJR只見線列車(大沼郡三島町名入地内)※2023年7月上旬撮影】[撮影機種:Canon EOS R、手持ち撮影、シャッター速度1/320、F11、絞り優先]
霧幻の黎明
深き山塊が目覚め、緑濃き樹々が夜露に濡れると、峡谷には淡き朝霧がたなびいて浮かぶ。空と水が静謐に溶け合い、時の流れが止まったかの様な一刻を切り裂いて、小さな列車が第二只見川橋梁を渡ってくる。
現代の喧噪を遠く離れ、遥か昔から続く日本の叙景詩が夢幻の如く展開し流れている。人間と自然が調和して生きた証こそが、この奥会津の美しさなのだ。深山幽谷に満ちる幻想の霧は、山の精霊が朝の帳をそっと開けて始まり、列車はそれを察して静かにそして気高く、峡谷を颯爽と駈け抜けていく。四季が織りなす絵巻物の中で、静謐と品格が満ちた「本当の日本」がここでは息づいている。
撮影地へは国道252号の高清水橋の空き地に駐車、すぐ上の坂道を徒歩20分。上りきった地点の枝別れの杉林の細道を右に5分程進むと台地は下りとなる。下らず左に曲がった獣道の50m程先に橋梁が見えてくる。200mm程度のレンズが欲しい。
文・写真/星 賢孝
◆Information
三島町「第二只見川橋梁」を走るJR只見線列車
住所
【今回の撮影スポット】
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